足場の名称を図解で解説|足場材の種類・役割・部材一覧
足場初心者・足場材の名称確認・材料拾い向け
これから足場の仕事を始める方や、足場材の数量計算を行う方へ。
本ページでは、建築工事で使われる仮設資材としての足場材を中心に、
枠組み足場・次世代足場・共通部材の名称を図解と表でわかりやすく整理します。
検索でよく調べられる「布(ぬの)」や「ころばし」についても、イラスト付きで違いを解説します。 足場部材の名前と役割を理解できると、材料拾い・数量計算・見積作成に進みやすくなります。
このページでわかること
🏗️ 足場は建築資材?仮設資材?足場材の考え方
足場は、建物の完成後に残る材料ではありませんが、建築工事を進めるうえで欠かせない仮設資材のひとつです。 外壁工事・塗装工事・防水工事・改修工事などでは、作業床や作業通路を確保するために、さまざまな足場材を組み合わせて使用します。
そのため、足場は「建築資材」や「工事用の物資」として調べられることもあります。 実務上は、建築工事で一時的に使う仮設資材・足場材として整理するとわかりやすくなります。
足場は「足場一式」とまとめて呼ばれることもありますが、実際には 支柱・建枠・踏板・アンチ・手摺・ブレス・ジャッキベース・クランプ・メッシュシートなど、 複数の部材を組み合わせて構成されています。
足場材を確認するときは、まず「名称」と「役割」を押さえることが大切です。
部材名がわからないまま材料拾いや数量計算を進めると、拾い漏れや重複が起こりやすくなります。
このページでは、足場に使われる主な資材・部材の名称を図解と表で整理しています。
| 分類 | 主な足場材 | 確認するポイント |
|---|---|---|
| 骨組みになる資材 | 建枠、支柱、布、手摺、ブレス | 足場全体の形を作る基本部材です。足場の種類によって名称や構成が変わります。 |
| 作業床になる資材 | 踏板、アンチ、布板、ハーフ | 作業員が歩いたり作業したりする床部分です。幅や設置段数によって数量が変わります。 |
| 足元・固定に関わる資材 | ジャッキベース、敷板、クランプ、壁繋ぎ | 足場の高さ調整、固定、倒壊防止に関わる部材です。現場条件に合わせて確認します。 |
| 養生・安全に関わる資材 | 巾木、メッシュシート、水平ネット | 落下物や飛散を防ぐための部材です。工事内容や周辺環境によって必要範囲が変わります。 |
足場材の名称を理解したうえで、建物の寸法・足場を組む面数・段数・スパン数を確認すると、材料拾いや数量計算に進みやすくなります。 ざっくり平米数を確認したい場合は平米計算ページへ、実際の材料数まで確認したい場合はページ後半のASIBA+や架け郎の導線も参考にしてください。
🔧 足場の基本構造(図解)
足場は、縦方向の柱、横方向の部材、斜めの補強材、作業床、基礎金具などを組み合わせて構成されます。 まずは大まかな位置関係をつかんでから、各部材名を確認すると理解しやすくなります。
🧩 足場用語「布(ぬの)」と「ころばし」とは?
足場の現場では、一般の人が聞き慣れない呼び名が多く使われます。 なかでも「足場 ぬの」や「足場 ころばし」は検索されやすい用語です。 どちらも水平方向に関係する部材ですが、使われる場所と役割が異なります。
足場でいう「布(ぬの)」は、布製のシートではありません。
建地(たてじ)と建地を水平方向につなぐパイプや水平材を指します。
「ころばし」は、足場板を支えるために横方向へ渡すパイプ・単管などを指します。
足場板に対して直角方向に入る支持材として理解すると、役割がわかりやすくなります。
| 用語 | 読み方 | 意味・役割 | 関連する呼び名 |
|---|---|---|---|
| 布 | ぬの | 建地と建地を水平方向につなぐ部材。足場の骨組みを横方向につなぎ、全体の構成を安定させる役割があります。 | 水平材、布材、地上第一の布 |
| ころばし | ころばし | 足場板を支持するために横方向へ渡すパイプや単管。足場板に対して直角方向に入り、作業床を下から受ける部材です。 | 転ばし、転がし、ころばしパイプ、腕木 |
| 腕木 | うでぎ | 建地から張り出すように設け、足場板などを支える横材。現場や地域によっては「ころばし」と近い意味で使われることがあります。 | ころばし、転がし |
布(ぬの)ところばしの違い
布(ぬの)は、主に建地同士を横方向につなぎ、足場の骨組みを構成する水平材です。 一方で、ころばしは、足場板を支えるために足場板の下へ入れる水平パイプです。
覚え方としては、布=骨組みをつなぐ水平材、ころばし=足場板を受ける水平パイプと整理するとわかりやすいです。
「布板」と「布」は同じ?
「布板(ぬのいた)」という言葉もありますが、これは作業床として使う板状の部材を指すことが多く、 建地同士をつなぐ水平材である「布(ぬの)」とは意味が異なります。 たとえば、現場で「アンチ」と呼ばれる部材は布板の一種として扱われることがあります。
部材名がわかったら、次は数量確認です。
「布」「ころばし」「アンチ」「単管」などの呼び名を整理しておくと、材料拾いのミスを減らせます。
数量計算を手早く行いたい場合は、ページ後半の計算ツール導線も参考にしてください。
検索でよくある質問
建地と建地を水平方向につなぐパイプや水平材のことです。布製のシートではなく、足場の骨組みを構成する部材です。
足場板を支持するために横方向へ渡す単管やパイプのことです。足場板に対して直角方向に入り、作業床を受ける役割があります。
どちらも水平に使う部材ですが、一般的には役割が異なります。布は骨組みをつなぐ水平材、ころばしは足場板を支える水平パイプとして理解するとわかりやすいです。
🧱 枠組み足場の主な部材
枠組み足場では、建枠を中心に、ブレス・手摺・下さん・連結ピンなどを組み合わせて安全な作業床を作ります。 足場材の名称は、現場での会話、材料拾い、見積書作成でそのまま使われるため、まずは役割とセットで覚えると実務に役立ちます。
| 部材名 | 読み方 | 役割・説明 |
|---|---|---|
| 枠 | わく | 足場の基本ユニット。支柱と水平材で構成されます。建枠とも呼ばれます。 |
| ブレス | ぶれす・交差筋違 | 横揺れを防ぐための斜材です。足場全体の変形を抑える役割があります。 |
| 下さん | したさん | 作業床から15センチ〜40センチの高さに設ける水平材。ブレス下の隙間から転落するのを防ぎます。 |
| 手摺柱 | てすりちゅう | 手摺や中さんを取り付けるための柱です。 |
| 手摺 | てすり | 墜落防止のために作業床の外側に設置する部材です。 |
| 中さん | なかさん | 手摺と作業床の間に設ける水平材です。 |
| 連結ピン | れんけつぴん | 枠同士を縦方向に接続します。 |
| アームロック | あーむろっく | 連結した枠同士が抜けないようにロックする部材です。 |
🦾 次世代足場・くさび式足場の主な部材
次世代足場やくさび緊結式足場では、支柱に水平材や先行手摺を取り付けていく構成が多く、 組立・解体時の安全性や作業性を高める部材が使われます。
| 部材名 | 読み方 | 役割・説明 |
|---|---|---|
| 支柱 | しちゅう | 垂直方向の主要部材。ロックピンや緊結部で水平材を固定します。 |
| 手摺・水平材 | てすり・すいへいざい | 安全確保用の水平材で、足場の構成にも関わる部材です。 |
| 先行手摺 | せんこうてすり | 上段組立時に、下段から設置・解体ができる安全部材です。 |
| 踏板 | ふみいた | 作業床として使用する板状の部材です。アンチ・布板と呼ばれることもあります。 |
| ブラケット | ぶらけっと | 作業床を張り出す場合などに使用する支持部材です。 |
⚙️ 足場材として共通で使用される部材
枠組み足場・次世代足場・単管足場などで共通して使われることが多い部材です。 現場での呼び方と正式な名称が異なることもあるため、役割で覚えると数量拾いにも役立ちます。
| 部材名 | 読み方 | 説明 |
|---|---|---|
| 布 | ぬの | 建地と建地を水平方向につなぐ水平材。足場の骨組みを安定させる役割を持ちます。 |
| アンチ | あんち | 作業床として使用する布板の一種です。現場では踏板として扱われることもあります。 |
| ハーフ | はーふ | 幅の狭い布板。アンチの補助材として使われます。 |
| ジャッキベース | じゃっきべーす | 高さの微調整を行い、足場の水平を保つ基礎金具です。 |
| 敷板 | しきいた | 地盤沈下防止のためにジャッキベースの下へ敷く板材です。 |
| 単管パイプ | たんかんぱいぷ | 補強・単管足場・仮囲いなど、多用途に使われるパイプです。 |
| クランプ | くらんぷ | 単管を固定する金具。直交クランプ・自在クランプなどがあります。 |
| 壁繋ぎ | かべつなぎ | 足場と建物を連結し、足場の倒壊を防止する部材です。 |
| 巾木 | はばき | 作業床の端部に設置し、工具や材料の落下を防ぐ部材です。 |
| メッシュシート | めっしゅしーと | 粉じん・飛散・落下物の防止を目的に設置する養生ネットです。 |
| 水平ネット | すいへいねっと | 作業床下などに設置する落下防止ネットです。 |
🔩 呼び名が変わる補助材(使い方名称)
同じ単管パイプでも、使う場所や役割によって呼び名が変わることがあります。 図面・見積・材料拾いでは、名称だけでなく「どこに使う部材か」を確認することが大切です。
| 名称 | 用途・特徴 |
|---|---|
| 火打パイプ | 足場の角で水平方向に渡し、剛性を強化するためのパイプです。 |
| 頬杖パイプ | 張り出し足場などで、下から支える補強材として使います。 |
| バタパイプ | 連結用のピンがないパイプ。ジャッキベースを差し込むことが可能です。 |
| 水平繋ぎ | 補強用として水平方向に設けるパイプです。 |
| 根がらみ | 最下部の補強パイプ。なるべく低い位置で水平方向に配置し、足場の根元のずれを防ぎます。 |
| ころばしパイプ | 足場板を支持するために横方向へ渡すパイプ。足場板に対して直角方向に入り、転ばし・転がし・腕木と呼ばれることもあります。 |
📏 足場材を手配・数量確認する前に見るポイント
足場材の名称を理解したら、次に確認したいのが現場ごとの条件です。 同じ建物規模でも、足場の種類・面数・高さ・養生範囲によって必要な資材数は変わります。
| 確認項目 | 内容 | 数量確認で関係すること |
|---|---|---|
| 建物寸法 | 幅・奥行き・高さを確認します。 | 足場の外周、段数、スパン数に関係します。 |
| 足場を組む面数 | 4面すべてか、1面・2面のみかを確認します。 | 支柱・手摺・踏板・シートなどの数量が変わります。 |
| 足場の種類 | 枠組み足場、くさび式足場、単管足場などを確認します。 | 使う部材名や拾い方が変わります。 |
| 作業床の段数 | どの高さに作業床を設けるかを確認します。 | 踏板・アンチ・手摺・巾木などの数量に関係します。 |
| 養生範囲 | メッシュシートや水平ネットが必要な範囲を確認します。 | シート類・養生材の数量に関係します。 |
| 搬入・設置条件 | 搬入経路、設置スペース、地盤状況を確認します。 | 敷板・ジャッキベース・補助材の確認につながります。 |
注意: 足場材の数量は、現場条件や使用するメーカー・社内基準によって変わることがあります。 最終的な資材手配や安全判断は、現場条件、メーカー仕様、関係法令、社内基準に基づいて確認してください。
💻 部材名を覚えたら、ASIBA+で数量計算へ
足場の部材名を理解した次のステップは、実際の材料拾い・数量計算・材料表作成・見積作成です。 手計算では、布板・手摺・支柱・ジャッキベース・ころばしパイプなどの拾い漏れが起こりやすくなります。
ASIBA+を使うと、現場条件に合わせた数量確認を効率化でき、材料表や見積書・請求書作成までの流れを進めやすくなります。 「部材名を調べる」だけで終わらせず、実務の計算作業までつなげたい方に向いています。
- ASIBA+:足場の数量計算、材料表、見積書・請求書作成まで進めたい方向け。
- 架け郎:スマホでも使いやすい現場向けの簡易計算ツール。
- 枠組み足場の材料数を確認:枠組み足場の簡易的な部材数確認に。
- くさび式・次世代足場の材料数を確認:くさび式・次世代足場の簡易確認に。
- 使用方法ガイド:初めての方でも使い方を確認できる解説ページ。
❓ 足場材・建築資材に関するよくある質問
足場は建物の完成後に残る資材ではありませんが、建築工事で使われる重要な仮設資材です。 現場では、足場材・仮設材・仮設資材として扱われることが多く、外壁工事や改修工事などで使用されます。
建枠、支柱、手摺、ブレス、踏板、アンチ、ジャッキベース、クランプ、壁繋ぎ、巾木、メッシュシートなどがあります。 足場の種類や現場条件によって、使用する部材は変わります。
厳密に使い分けられることもありますが、一般的にはどちらも足場を構成する資材・部品を指して使われます。 このページでは、足場材・足場部材の名称と役割をまとめて確認できます。
建物の幅・奥行き・高さ、足場を組む面数、足場の種類、作業床の段数、養生範囲などを確認します。 部材名を理解したうえで数量計算を行うと、拾い漏れや重複を減らしやすくなります。
手作業でも確認できますが、建物4面の寸法や段数、スパン数、養生範囲などを一つずつ拾う必要があります。 現場数が多い場合や見積書作成まで必要な場合は、ASIBA+や架け郎のような計算ツールを使うと確認作業を進めやすくなります。
🧭 関連ページ
足場材の名称を確認した後は、目的に合わせて次のページも参考にしてください。 名称理解から、種類の確認、平米計算、材料拾い、ASIBA+での帳票作成まで順番に進められます。
📘 まとめ
足場は、建築工事を支える重要な仮設資材です。 建物に残る資材ではありませんが、外壁工事・塗装工事・改修工事などでは、作業床や作業通路を確保するために欠かせません。
足場材の名称を理解することは、安全施工と効率的な作業の第一歩です。 特に布(ぬの)やころばしのように、一般用語とは意味が異なる現場用語は、図解で役割を確認しておくと迷いにくくなります。
部材名を覚えた後は、実際の現場で必要な材料を拾い出し、数量計算につなげることが重要です。 ASIBA+や架け郎を活用すれば、材料拾い・数量計算・見積書作成までの作業を効率化できます。

